2017年05月04日

ジムニーいじり

先日、乗っている軽自動車のジムニーをディーラーへ車検に出したら、電話で、エンジンオイルが減っていると連絡が来た。
走行16万キロのターボエンジン車なのでソロソロかなと思っていた。でも昼間に白煙が見えなかったので、軽症だろうと思った。
しかし車検を終えて夕方、日も落ちた頃にディーラーへ車を取りに行くと、エンジンをかけると同時に、店舗の照明に浮かび上がる大量の白煙!

いつも担当してくれるメカニックの人によると、入庫したときレベルゲージで見えないほどオイルが減っていたらしい。前にオイル交換したのが半年前だったので、オイルはかなりの勢いでなくなっていったのでしょう。
しかしそんな状態でも車検が通ってしまうとは驚きでした・・・オイルが燃えてたら、排気ガス中には有害物質がてんこ盛りでしょう。排ガス規制の意味が無くなるような気が・・・・その辺はザルなんでしょうか・・・?

家路でドアミラーをチラ見しながらブーストをかけると、後続車のヘッドライトで吹き出される白煙が良くわかる。ドライバーは訝しがった事でしょう。でもブーストが掛かってないときは、白煙は比較的少ない。
まぁ、タービンからのオイル漏れでしょう。

前のタービンは六万キロしか持たなかった。十万キロ持てば良かったほうでしょう。

ディーラーで見たタービン交換の見積もりは、ため息が出るような金額だったので、工具もあるし、DIYでやります。
ネットでリビルトタービンを購入して、交換しました。

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吸気管を外すと、管内はすべてオイルまみれ・・・エアクリーナーはビチョビチョで、ブローオフへ接続するパイプからは、オイルが滴り落ちるほどでした。

この時点では、タービンではなく、エンジン本体の劣化により白煙が生じている可能性が否定できません。
でも、原因が二つあるので、まずは手を付けやすいタービン交換から作業しているわけです。

ボンネットから見える、タービンへ接続する物を外したら、今度は車の下に潜って、排気管やオイルライン等を切り離します。


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予想はしてたのですが、この排気管を繋ぐボルトが、長年の高熱と錆で固着していて、レンチをかけてもウンともスンともいいません。

前日の夜から、ここに錆び止めスプレーを吹き付けて一晩かけてしみこませる作戦を立てていたのですが、スプレーが尽きていてできませんでした。
なので、当日にスプレーを吹きつけながら作業したのですが、ボルトはビクともしませんでした。

結局、クルマの下で這いずり回り、一番力をかけられる体位を探して、つまり腰が入る位置ですが・・・そうやって、「ふん!!」とやると、パキーン!と音を立てて、ようやくボルトは陥落しました。次の日に全身が筋肉痛になってしまった理由の一つはこれでしょう。

排気管を切り離し、オイルインレットのユニオンを緩めて、タービンオイルアウトを引っこ抜いて、エキゾーストマニホールドとターボ本体を分離して、エンジンルームから取り出しました。

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ジムニーのエンジンルームは、スカスカなので、手が入りやすくて良いです。


写真が無いのですが、外したタービンを観察すると、タービン外部に、コンプレッサーハウジングと、センターハウジングの接続部からオイル漏れの痕跡がありました。

そして、コンプレッサー内部には、コンプレッサーホイールとハウジングが接触した形跡があり、シャフトのガタつきが、リビルト品と比べると、油のあるなしを抜きにしても、明らかに外したタービンのほうが、ガタが大きいと思いました。

このことから、タービンのシャフトの振れが大きくなり、コンプレッサーのオイルシールとの隙間が増えて、オイルが吸気に混ざっていたのではないか・・・と、このときは推測しました。


交換するタービンは、メタルにオイルを差して、準備します。

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ピカピカですが、これは、新品ではなく、元をたどれば以前にどこかで働いていたものです。
消耗した部分を新しく入れ替えて、生まれ変わった物。
今度は、私のジムニーでがんばってもらいましょう。

機械は、ヒトと違って、治せば永遠です・・・・・・なんちゃって。


リビルトタービンを取り付ける前に、簡単ですがオイルラインのチェックをします。
エンジンオイルが無くなるほどヒドい状態だったのですが、外したユニオンボルトや、オイルパイプ、クランクケースのオリフィスの中にも、スラッジのようなものは見えませんでした。

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余談ですが、このとき、JB23の宿命といわれるエキゾーストマニホルドの亀裂を見つけてしまいました・・ネットで見たのと、まったく同じ位置に亀裂が出来てました。

私はエンジニアではないので、詳しく判りませんが・・・これは、タービンへ接続するフランジ部の切削加工が影響しているような気がします。多分ですが、鋳物の湯口か、段差が亀裂の始点あたりにあり、大きな切削力が掛かって、製造時から亀裂が生じているのでは??

余談はさておき、後は全部を逆に行うだけです。


全部を元通りに繋ぎなおし、オイルと冷却水を入れて、全てをもう一度確認したらエンジン始動!
排気管にしこたま吹き付けた錆び止めスプレーのせいで、濛々たる白煙が立ち上りましたが、異常なし!

そこから、最近結婚した友達の家での宴会へとジムニーを走らせましたが、上述のエキマニの亀裂からくる排気漏れと思われる音以外、問題なく、白煙も収まって、以前より低いスロットル開度から、タービンが回りだすようになったのが、音でわかりました。

お酒はとてもおいしかったです。憶えている限りですが。
posted by junkskywalker at 19:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする